2017年07月01日

はじめての落語

 2020年の東京オリンピック・パラリンピック実施に向けて、学校教育現場ではボランティアや国際交流、スポーツ志向、障がい者理解など、さまざまな取り組みを始めている。
 日本の伝統文化への理解というジャンルもあり、興味を惹かれた。これを機に、知っているようで知らない世界をのぞいてみたい。
「あら、落語だって。椿山荘なら近くていいわね」
「笑点なら、おばあちゃんと何度も見たことあるよ。ミキも行きたい」
 新聞広告に載っていた「笑福亭小朝独演会」なる催しを見つけたとき、迷わず2人分申し込んだ。落語だけでなく、ディナーもついているから、仕事帰りに寄ればとても便利だ。大学3年の娘にも、落語の醍醐味を知ってもらいたい。

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 当日。和服姿の女性が多いのは、伝統文化ならではだろうか。

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 宴会場での食事は落ち着かなかったが、200人ほどの人数がいることを考えると、贅沢はいえないだろう。食事は箱盛り会席に御飯、茶碗蒸し、香の物、みそ汁、デザートとワンドリンクがつく。どの料理も口当たりがよくて美味しかった。

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 食事は18時からで、落語は19時半から。食べ終わったら、ブラブラと庭園を散策する時間がある。軽い運動は血糖値を下げるからありがたい。もっとも、私のように糖尿病予備軍でなければ、会場で座ったままおしゃべりを楽しむこともできるのだが。
 19時15分あたりから、係員が落語会場への誘導を始めた。座席番号のついたイスが並べられているから、開始直前になっても大丈夫。私は前から3列目で、出演者がよく見えた。やはり、申し込みは早いほうがいいのだ。
 独演会となっていても、前座を務める演者はいる。林家ひろ木という若者が登場し、ひとしきり笑わせてくれた。
 ひろ木が退場すると、和服を着た女性スタッフが舞台上にあらわれて、座布団をひっくり返した。次は小朝だから、同じ面に座らせないというわけか。「へー、こんなことするんだね」と娘と目くばせをした。
 笑福亭小朝の最初のネタは、正直いって、あまり面白く感じなかった。専業主婦が、いかにして豪華な食事と温泉旅行を、ダンナにねだるかという作戦なのだが、やり取りが時代遅れ。先が読めてしまうから残念だ。
 小朝が下がったあと、またスタッフが出てきて座布団をひっくり返す。ひろ木がまた戻ってきた。津軽三味線を習っているらしく、曲を披露してくれたのがうれしい。
 ひろ木が下がると、また座布団をひっくり返して小朝を迎える。2つ目のネタは、絵に描かれたスズメが朝になると飛び出すという話で、これは面白かった。本当にそんなことが起きるなら、雷鳥を描いてもらいたいのだが。だが、もし、スズメバチややぶ蚊を描かれてしまったら大変だ!
 小朝が大喝采を浴びて退場したらお開きとなる。時計を見ると21時。まだ1時間くらいしか経っていない感覚だったのに、90分も過ぎていたとは驚きだ。時間を感じさせない話っぷりに、「芸とは、こういうものをいうのだ」と感心した。
「90分だと大学の授業と同じだね。全然長く感じなかった」
 娘も満足したようだ。
「大学のセンセイも、こうやって話してくれればいいのに」
「無理だろ」
「ははは」
 笑い事ではない。
 私の授業なんぞ、「聞けば聞くほど眠くなる」と酷評されている。小朝やひろ木を見習って、ちょっとはマシになるよう頑張らねばと誓った。
 毎週、笑点を見ようかしら。

※ 他にも、こんなブログやってます。ぜひぜひ、ご覧になってください♪
 「これはしたり〜笹木砂希〜」(エッセイ)
 「うつろひ 〜笹木砂希〜」(日記)
posted by 砂希納言 at 17:56| Comment(2) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はるか昔に一時落語にハマり新宿の末広亭によく行きました。落語のテープとかも何10本も買って聞いてましたよ。(今はどこにあるのか不明)砂希さんのはもしかして抜け雀って話じゃないでしょうか?色々な方ので三回位聞いた事があります。落語ってテレビとかで見るよりやはり本物を見た方がはるかに面白いですよね。(笑)ぜひまた足を運んで見に行く事をお勧めします。(私もたまには行きたいですね)
Posted by 鹿島田の純 at 2017年07月02日 02:45
>鹿島田の純さん

それかもしれません。
演目のタイトルが書かれていないんですよ。
落ちには少々不満を感じましたが、昔話のような展開に好感を持ちます。
今度は8月を予定していますが、チケットが取れるかな?
無精者なので、生協のチケットを申し込んで当たれば行かれます(笑)
純さんは日本にいるうちに行かないと!
Posted by 砂希 at 2017年07月02日 14:59
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