2014年08月29日

パンケーキブーム到来

 久々に、地元のイタリアンレストランに行ってみたら、パンケーキがメニューを占拠していた。

 ケーキはどこへ行ったんだ!?

 このところ、パンケーキがブームとなっているらしい。
 去年、同僚に連れられ、横浜の有名店で食べたパンケーキが脳裏に浮かんできた。

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 あれはヘビィだった。でも、決して嫌いではないので、一番軽そうな「メイプル&ホイップパンケーキ」を注文してみる。

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 たっぷりメイプルシロップをかけ、生クリームを添えて食べると美味しい。強いていえば、パンケーキの熱で生クリームが溶けてしまうので、クリームを増量してほしかった。
 味をしめ、今度はパンケーキ目当てで仕事を早引けし、イタリアンに向かう。
「チョコマカダミアナッツパンケーキとカフェラテ」
 運ばれてきたものは、写真と若干違っていた。
 パンケーキの熱でアイスが溶け、中心からズレてしまったらしい。

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 トッピングの分だけカロリーも高くなっているが、チョコレートは好きだ。こちらも美味しくいただいた。
 ところ変わって、銀座コージーコーナーに行くと、「ソフトクリーム付きホットケーキ バナナ添えチョコレートソースかけ」という長〜い名前のデザートがあった。
 パンケーキとホットケーキは、似て非なるものらしい。
 甘味を抑え、薄くて、主に朝食に用いられるのがパンケーキ、厚焼きで甘い生地がホットケーキなどと言われている。こちらの方も頼んでみた。

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 これが一番美味しかった。
 パンケーキもいいけれど、ふわふわのホットケーキをナイフで切り、冷たくて口当たりのよいソフトクリームに、チョコレートとバナナもプラスして、にぎやかに味わうと格別なおやつとなる。
 これは、クセになりそうだ。

 やっぱり、ホットケーキかな。

 ほぼ10年ぶりくらいに、ホットケーキミックスを買ってきた。

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 たまには、自分で焼いてみようと思ったのだ。
 フルーツを添えて、できあがり。

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 焼き色が均等でないし、ソフトクリームも載っていないけれど、私の腕ではこれが精いっぱいだ。
 パンケーキブームがなかったら、ホットケーキは忘れたままになっていたかもしれない。
 メイプルシロップをかけていただくと、懐かしい昭和の味がした。

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2014年07月29日

あしたのジョー、の時代展

 私は練馬区に住んでいる。
 地元の練馬区立美術館で「あしたのジョー、の時代展」が開催中と知り、ソッコー出かけた。
 西武池袋線「中村橋」駅で下車。歩いてすぐの好スポットにある。
 
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 おお、やはり、間違いではなかったようだ。
 階段を昇って受付に向かう。ここにもジョー。

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 これは、かなり気合いを入れた展示らしい。随所に意気込みを感じる。
 美術館入口に到着した。

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 入場料は一般500円ナリ。
 美術館ニュースと

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 リーフレットをもらった。

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 このリーフレット、無防備に裏返したら心臓に悪かった。

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 ギャッ! どアップですか〜?
 
 美術館ニュースには、展示会のラインナップが載っており、ジョーのページもあった。

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 さて、作品を見よう。
「あしたのジョー」は、漫画家・ちばてつやと原作者・梶原一騎のコラボで描かれた作品である。梶原一騎は1964年から練馬区・大泉学園に転居しており、同じ区民だったらしい。とたんに親近感がわく。50歳の若さで亡くなったことが惜しまれる。
 連載が始まったのが1967年暮れ。展示は1968年のものからだが、原画も雑誌も保存状態が素晴らしくよい。黄ばんだり破れたりしているものはなく、ほんの何日か前に描いた作品のようで感動的だった。
 冒頭は、1話の原画10点がお出迎え。ジョーと丹下の出会いが読めて、漫画好きの者にはたまらない。あらためて、ちばてつやの緻密で勢いのある画力に惹きつけられた。
 印象的だったのが、「紀子とのデート」のエピソードである。ジョーは「燃えかすなんかのこりゃしない……真っ白な灰だけだ」と言うのだが、これは作者である、ちばてつやの気持ちを投影したセリフだったという。このとき、作者はまだ32歳だというのに、連日の漫画制作で過酷な作業が続いたため、十二指腸潰瘍を患うなどして体がボロボロだったらしい。35歳まで生きられれば、と考えたというから恐ろしい。
 もっと恐ろしいのは、紀子の反応である。「わたし、ついていけそうにない」とジョーを振るのだから、神も仏もありはせぬ……。
 力石徹、カーロス・リベラ、ホセ・メンドーサなどと戦う原画は迫力があって、ついつい見入ってしまった。白木葉子もひんぱんに登場し、存在感をアピールしていたが、告白しても応えてもらえないところが気の毒だ。
「泪橋の丹下拳闘クラブ」というジオラマもあった。草の生え方は適当だが、中はシルバニアファミリー並みに面白い。壁にかかったエキスパンダー、跳び縄がリアルだし、テーブルの上のダンベルや、梁にかかったサンドバッグがジョーの世界を忠実に再現している。
 その奥には、講談社コミックス全20巻が並んでいた。
ある日、小学生だった姉が、この漫画を全巻友人から借りてきたことがある。一番熱心に読んでいたのは父だった。子どもは早々に寝て、続きは明日となったのだが、父だけは途中でやめることができず、徹夜で全巻読破したというから笑えた。 
 第1会場の次は第2会場に進む。ここで驚いたのは、キャラクターグッズの量である。紙芝居、絵本、子ども用サンダル、ノート、ぬりえ、弁当箱、色鉛筆などなど、「よくこんなに集められたな」とビックリした。
 この会場の一番の目玉は、力石徹の遺影であろう。
 1970年3月24日火曜日、午後3時から5時まで、文京区の講談社で力石徹の告別式を執り行ったというから、単なる漫画の域を出て、もはや社会現象となっていたようだ。しかも、小学生、中学生、大学生、サラリーマンなど800人が押し掛け、開始2時間前にはすでに超満員となっていたため、以後の入場はできなかったとか。参加した人は、いい中高年になっているだろうが、懐かしいに違いない。
 減量でミイラ並みにやせこけた姿ではなく、遺影の力石はいい男だった。青いシャツを着て、口を開けて笑っていた。しかし、まつ毛まで生えているのは、いき過ぎだったかもしれない。
 不満に思ったのは、「あしたのジョー」と同時期に発表された作品が、無秩序に並んでいるところである。「模造男根」だの、「狂気見本市」だの、げんなりする展示品は、この企画にそぐわない。ジョー関連の作品だけにしてくれれば、子連れの客でも安心して見られるのだが。
 でも、それを差し引いても一見の価値はある。仕事を早めに切り上げ、来られてよかった。

 ジョーを堪能したあとは、お茶の時間だ。美術館を出たら線路を背に歩き、細い路地を右に曲がる。線路と平行に進むと、つきあたりに「どんぐりの木」というお店がある。ここは私のお気に入りだ。
 今日は、イチゴのロールケーキとシュークリームを頼んだ。イチゴは酸味が強すぎたので、抹茶のほうがよかったかもしれない。

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 おいしい、おいしい。

 お腹も満足して家に帰る。
 そうそう、入場券が面白かったのよとクリアファイルから取り出した。

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 実は、ジョーの周りにミシン目が入っているのだ。
 ていねいに切り離すと、ジョーが立つようになっている。

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「立て、立つんだ、ジョー!」ってオチだろうか?
 やっぱり、気合い入ってマス。
 練馬区民からも、一度は見に行ってくださいとお願いしたい。

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2014年06月29日

台北 國立故宮博物院展

 上野・東京国立博物館にて開催中の、「台北 國立故宮博物院」展に行ってきた。
 (東京会場のイチオシ、「翠玉白菜」はこちらから)
 実質70分の待ち時間を経て「翠玉白菜」を見たあと、その他の展示物を目指して平成館に向かった。

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「青磁って、なめらかでキレイなんだね」
 高3の娘は、円盤や花碗に興味を持ったようだ。私は素朴な景色を描いた「渓山秋色図軸(けいざんしゅうしょくずじく)」をチェックした。
 書道にはさほど興味がないので、王義之は流して見る。全部見るのに1時間は必要なため、体力と相談しながら回るのがいい。
 心を惹かれたもののひとつが、赤壁図巻(せきへきずかん)である。8月からの展示となっているが、売店に並んでいるポストカードを見て、広大な空間をおぼろげに描いたところが気に入り購入した。

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「うわ、何これ?」
「刺繍だって」
 次のコーナーは「中国工芸の精華」というテーマに相応しく、手の込んだ刺繍の作品が並んでいた。
 画像はないが、「刺繍咸池浴日図軸(ししゅうかんちよくじつずじく)」が圧巻だ。
 娘のお目当ては、「永楽大典(えいらくたいてん)」である。これは当時の百科事典らしいが、世界史の資料集にも載っているそうで、たいそう感動していた。
 永楽大典の隣に、「妙法蓮華教(みょうほうれんげきょう)」が並んでいた。色鮮やかで、極楽浄土に行かれそうなところに魅かれた。
 半分ほど進んだところで、足が疲れてくる。翠玉白菜のツケが回ってきたのだ。この展示は、半日から1日がかりで見るものと覚悟したほうがいい。
 そんな経緯もあり、後半は駆け足になってしまったが、ポストカードを買いたくなる作品はじっくり堪能した。
「粉彩透彫雲龍文冠架(ふんさいすかしぼりうんりゅうもんかんか)」(画像左)
「人と熊」(画像右)

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「人と熊」は小さな作品なのだが、熊のお尻や尻尾までが丁寧に彫られており、愛らしくてよかった。
 会場を出ておみやげを求める。
 まずは、翠玉白菜と肉形石のストラップ。

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 サブレーとクランチチョコ。チョコはサクサクしていて美味しかったが、サブレーは自信なさげで、ちょっと物足りない味だった。

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 極めつけは、「肉形石形肉」なる角煮だ。

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 箱の横には、「肉の形をした『肉形石』 その『肉形石』の形をした肉 つまりそれは、ただの『肉』である」と意味のないことが書かれており、思わずクスッとなる。
 袋ごとボイルして、皿に開けると、こんな感じだ。
 ストラップと同じ肉が登場した。

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「うま〜い!」
 肉はやわらかく、しっかり味がついていて美味しかった。
 目の保養はもちろんのこと、お腹まで満たされる。
 台湾に行く機会があったら、本場の博物院にも足を運びたい。

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2014年05月05日

手作りうどんはいかが?

 小麦粉と塩水があれば、うどんが作れるという。
 ゴールデンウィークはどこにも行かないので、どんなものかと試してみた。

(材料 4人前)
・小麦粉  400g
・塩     10g
・水    180cc
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(作り方)
@水に食塩を加え、食塩水を作る。
Aボウルに小麦粉を入れ、@を3回くらいに分けて少しずつ加え、混ぜる。

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 これは私の手。粉っぽかったので、さらに水大さじ1を追加した。

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 これは18歳の娘の手。色つやが全く違うことに驚き笑う。

B生地が耳たぶくらいの硬さになったら、ポリ袋に入れて1時間ほど休ませる。

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C休ませた生地を、ポリ袋に入れたまま床に置き、足で踏む。
 休ませることで、生地が耳たぶよりも軟らかくなり、足の裏が心地よい。少々時間が長くなる。

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 端のほうを踏んだら、「プチッ」というイヤな音が聞こえた。案の定、袋が破れていた。
 ポリ袋は2重にしたほうが安全だ。

D10分ほど踏んだら、打ち粉をした台に生地を移す。
 このとき、大鍋に水を入れ、火にかけておくと、麺を茹でるときに便利。

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Eめん棒で生地を伸ばす。伸びたらふたつに折り、また伸ばしてふたつに折る、を4回ほど繰り返す。

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F厚さ3mmの正方形になるよう形を整え、打ち粉をしてから三つ折りにする。

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G幅3〜5mmに生地を切り、麺を作る。

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H大鍋の湯が沸騰したら、麺をほぐしながら入れ、10〜15分茹でる。

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I麺が茹で上がったらざるに上げ、流水でぬめりを取る。
J天ぷら、かまぼこ等を載せてできあがり。

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 さて、お味のほうは?
 まず、麺のコシに驚いた。輪ゴムかと思うくらい弾力性があり、跳ね返されるような歯ごたえを感じた。おそらく、10分踏めばいいところを、調子に乗って15分踏んだせいであろう。
 それから、麺が予想以上に太くなり、茹で時間がかかったところが課題である。次回は、もっと薄く伸ばし、なるべく細く切らねば。
 ついでに言うなら、トッピングのエビ天は、スーパーで購入せずに自宅で揚げたほうがいい。わかっちゃいるけれど時間がなくて……。うどんとつゆを作るだけで精一杯なので、ちょっと無理か?
 今はまだ、買った方が美味しいレベルだ。
 でも、退職後は「うどん 砂希亭」を開業することを視野に入れて、これからも修行に励みま〜す!

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2014年04月06日

ハイテク! 日本科学未来館

 同僚とお台場に行った。
 フジテレビ、ガンダムフロント東京、パレットタウンなど、遊ぶところならいくらでもある。美味しいものが食べられる店も、たくさんある。しかし、学ぶ施設に足を延ばしたことはなかった。
「行ってみるか〜」
 向かったのは、日本科学未来館だ。
 常設展示の入場料は、一般が620円、18歳以下が210円。8名以上だと団体料金になり、さらに安くしてくれる。我が国が誇るテクノロジーの数々を体験できるのだから、料金は決して高くない。
 ここの売りはプラネタリウム。しかし、すでに満席であった。
「混雑時は、午前中のうちに、最終回の4時半まで埋まっちゃいますね」
 係の男性も、申し訳なさそうに答えた。次回は、10時開館と同時になだれ込み、何としても予約を取りたい。
 春休みとあって、館内には家族連れが多い。それ以上に目立つのが、外国人の姿である。東京観光の一つになっているのかしらと、ない知恵をしぼって考えた。
 常設展示は、まず5階から。
 ここは、宇宙、地球、太陽系、医療、生命などがテーマになっている。水深6500mまで潜る有人潜水調査船「しんかい6500」の模型があり、中に入って潜航体験もできる。しかし、何人もの人が並んで待っているので、くじけてしまった。今では、我慢して並べばよかったと後悔している。
国際宇宙ステーションは、重力も酸素もない「宇宙」での暮らしが理解できるスポットだ。排泄物は袋に入れて処理するとか、宇宙飛行士の一日の生活などが印象的だった。
「宇宙旅行したいと思う?」
 同僚が聞いてきた。宇宙には、未知なるものへの憧れがある。
「したいです」
 きっぱり答えると、彼女は不思議そうな顔で続けた。
「そう? 国内や、海外にも行ったことのない場所があるでしょ。私はそこで十分かなぁ」
「あはは、たしかに、そっちが先かも」
 私にも、小笠原諸島や北陸地方など、行ったことのない場所がいくつもある。新しいものばかりに目を向けていないで、伝統的な観光地を忘れてはいけないと思う。
 階段を使って、3階の展示室へ移動する。
 
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 何やら、尋常ではない、大きな地球儀のようなものがぶら下がっていた。これは、ジオ・コスモスといって、1000万画素を超える高解像度で、宇宙空間に輝く地球の姿をリアルに映し出す、日本科学未来館のシンボル展示らしい。
「スゴッ……」
 やたらキレイなだけでなく、数百を超える科学データのやり取りもできるとか。
 3階に着くと、すでに人だかりのできた一角があった。
「アシモ!」

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 このフロアでは、くらし、ものづくり、デジタル表現などのテーマもあるが、なんといっても人気なのはロボットであろう。
 11時と2時の1日2回、アシモの実演をしてくれるのだが、たまたま2時の回の終わり間際に間に合った。男性のものとも女性のものとも思われず、大人と子供の狭間にいるような、甲高く人工的なアシモの声が聞こえてきた。会場の客たちに、何か話しかけているらしい。
 膝をソフトに折り曲げ、器用にバランスを取って歩く姿が愛らしい。ときおり、両手を大きく広げ、人間らしい動きも見られる。子供たちは大喜びだ。あとから動画を検索してみたら、来客の一人に向かって、正確にボールを蹴るパフォーマンスもあった。

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 実演終了後は、何事もなかったかのように、じっと座っておとなしくしていた。

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「すごいの見ちゃったわねぇ」
「ホント、ホント」
 交感神経が一気に活性化したような高揚感である。普段の生活にはない、高度なテクノロジーを駆使した展示に、ひたすら感心した。
 1階に行くと、ミュージアムショップがある。
「発砲スチロールのリサイクル実験キット」や「DNA抽出キット」など、子供の自由研究に役立ちそうなものがたくさん並んでいた。小学生のいるご家庭であれば、このエリアは大いに役立つものと思われる。
 私が探していたものは、レジの前で山積みになっていた。
「ミドリムシクッキー」

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 5枚入りで463円也。ミドリムシは藻の仲間らしいが、植物固有のミネラルやビタミンだけでなく、魚に含まれるDHAやEPAなども併せ持つため、栄養豊富で美容効果も高く、93.1%もの消化吸収率を誇っているそうだ。話のタネに買ってみた。
 外箱には、「バター、マーガリン、ショートニング不使用。1枚:約37kcal」と書いてあった。どうやら、ヘルシーさを強調した商品のようだ。

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 やわらかく歯ざわりも悪くないが、味に深みがない。かすかに甘みを感じるショートブレッドといった感じだろうか。1枚食べたら、輪ゴムで袋の口を閉じた。ヘルシーさと美味しさが両立できれば、もっと売れる気がした。
 だが、翌日の化粧のりがやたらとよかったのはなぜだろう……。
 気をよくして、また1枚食べた。このクッキーは、1枚に2億匹ものミドリムシがいるそうだ。効果を感じたら、クッキーよりも、サプリを購入したほうがいいかもしれない。
 日本科学未来館は、科学の学習だけでなく、美容と健康にも役立つ施設なのだ。
 また行きたい。

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2014年03月15日

駆け込み 〜モネ展〜

 3月9日まで、国立西洋美術館で「モネ、風景をみる眼」を開催していた。
 昨年の12月7日からのスタートだから、結構長い展示だが、「まだ大丈夫」と安心しているうちに、あっという間に3月を迎えてしまった。
「大変、急がなきゃ」
 高2の娘の試験が終わるのを待ち、3月8日に行くことにした。閉会直前の、いわゆる「駆け込み需要」である。
 ありがたいことに、3月8日、9日は、美術館が夜8時まで開いている。午前中に掃除などを終え、午後は映画を観て、夕方すいたころにモネ展という段取りにした。

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 5時を回っても、まだ明るい。さすがに3月だ。
 入口付近にも、モネの絵を撮る人たちが列をなしていた。

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「これ、つみわらって絵だよね。美術の先生が、すごく有名だって言ってた」
「ふーん」
 娘も看板にスマホを向ける。郷愁感のある、この絵が好きらしい。
 絵の点数は多くない。モネは36点、ルノワールやコロー、シスレー、マネ、ピカソなどが63点だから、じっくり楽しめた。
 実は、この展示の前に、リーフレットで予習ができる。
 表紙には、睡蓮が2作並んでいる。

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 そして中には、33点ものモネ作品が載っているのだ。

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 ぜいたくなリーフレットに感謝した。

「雪のアルジャントゥイユ」は、両親の住む那須塩原を思い出させる。観光地から外れると、同じような風景が目に入るのだ。

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 一転して、「ヴァランジュヴィルの風景」は夏の生命力を感じさせてくれる。後ろに広がる海の、水平線の高さが木と調和していて、実に巧みである。

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「あっ、セザンヌ」
 私はセザンヌの絵が少々苦手である。あまり時間もないので、スルーして先に進む。
「あっ、ゴッホだ」
 娘はゴッホが好みでないらしい。これまたスルーして歩く。
 巨匠お二方には、大変申し訳ない……。
 一番の見どころは、行儀よく並んだ2つの「睡蓮」であろう。
 右側の絵は、チケットの写真にも使われており、ダイナミックで迫力のある「睡蓮」だ。

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 色彩も豊かで人目をひく。
 左側の絵は、緑をベースにした、繊細なタッチの「睡蓮」である。

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 ちょこんと描かれたピンクの花が愛らしい。私はこちらのほうが好きだ。水面に映る木の影が幻想的で、極楽浄土に行かれそうな気がする。
 最後に、モネではないが、立ち止まって見る価値のある絵があった。
 画家はエドマン=フランソワ・アマン=ジャンで、「日本人の肖像(黒木夫人)」というタイトルがついている。この黒髪の女性、どこかで見たことがあるような……。
「イモトアヤコだよ」
 娘が笑いながら言った。
 そうか、タレントのイモトアヤコに、少々似ているのだ。太めの眉と、丸みを帯びた童顔が印象に残った。
「お腹すいた」
 素敵な絵の数々を楽しんだあとは、館内のレストラン「すいれん」でディナーを楽しんだ。18時半を回っているのに、まだランチが残っていて、お得であった。
 夜の国立西洋美術館は、落ち着けてよかった。

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2014年01月12日

ハイランドリゾート ホテル&スパ パークサイドスイート

 カレンダーの並びがよく、年末年始にまとまった休みが取れると気づいたのは12月上旬。
 富士急ハイランドに行くことを計画したのはいいが、なじみのホテルはどこも満室だった。混雑する時期なのに、予約するのが遅いのだから仕方ない。
 だが、ハイランドリゾート ホテル&スパには空室があった。利用したことはないが、これを逃す手はない。ネットで調べると、60平米、72平米といった大きな部屋があるようだ。我が家は3人家族なので、広いところで一緒に泊まるのがいい。電話で問い合わせたところ、富士急ハイランドに面した、パークサイドスイートがよさそうだった。
「畳の部屋に布団を敷けば、最大6名様までご利用になれます」
「じゃあ、それにします」
 6人いっぺんに入れる部屋はありがたい。今回はうちだけだが、姉夫婦や祖父母と来ても楽しいだろう。
 入口は板張りになっている。

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 私はここでラジオ体操やストレッチをした。畳だけ、じゅうたんだけの部屋より使い勝手がいい。
 ベッドルーム。

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 私と娘はここで寝た。
 隣にはトイレがついている。

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 定員6名だから、入口付近にもう一つトイレがあって、取り合いにならずにすんだ。
 洗面所には歯ブラシやコップが置いてあるが、コップの形がユニークだった。

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 富士山のシルエットではない。何をイメージしたのだろう。
 和室。

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 夫はここに布団を敷いて寝た。
 ソファーの座り心地は抜群で、正面にあるテレビを見ながら、ゴロ寝するにはちょうどいい硬さだ。
 窓からは、富士急ハイランドの全景が見える。

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「高飛車が落ちる、落ちる〜」
 何度見ても、アトラクションの様子は楽しい。
 夜は、リサとガスパールタウンの夜景がキレイに見えた。

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 和室の隣には、お茶セットと冷蔵庫がある。

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「夕飯食べに行こう」
 富士急ハイランドで遊んだあとは、日本料理の「こころぎ」で懐石「富美」をいただく。
 
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 刺身は新鮮だったし、香梅豆腐もいい味で、どれも美味しかったが、私は特に「白子天婦羅」が気に入った。個室に案内してもらったので、静かな場所で落ち着いて食事することができた。
 食後は「ふじやま温泉」で体をほぐす。
 少々離れているものの、のんびりくつろぐことができた。
 部屋に戻ると、一日の疲れが出て、ぐっすりと眠った。ベッドの硬さや、部屋の暗さが安眠に適している。

「おはよう」
 7時を過ぎても爆睡している娘、夫を起こし、朝食をとりに部屋を出る。
 朝食バイキングもあるが、私は「リサとガスパールレストラン」のフレンチモーニングセットを勧めたい。
 たまたま、富士急ハイランドのあとにお茶を飲みに入ったら、紅茶もコーヒーも美味しかったので、これはイケると確信した。このレストランでの朝食セットは、前日21時までに予約が必要となっている。
「いらっしゃいませ」
 バイキングと違って、客は私たち3人だけだった。
 まずは、オレンジ、リンゴ、ザクロ、サクラの4種のジュースが運ばれてきた。

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「美味し〜い」
 クロワッサンとイチゴ、イチジク、ブルーベリーなど4種のジャムとバターも並べられる。

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 私は特にイチゴジャムが美味しいと思った。
「富士桜ポークのソーセージでございます」

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 ブランド豚らしく、どっしりとしたソーセージである。ナイフを入れた場所が悪かったのか、切り込みを入れた瞬間、ピュッと肉汁が噴き出してきた。
「ギャッ」
 メガネに肉汁のしぶきがかかった……。
「アハハ、お母さん、何やってんの」
「ハッハッハ」
 夫と娘に笑われてしまった。
 かなりジューシーなソーセージなので、みなさんも気をつけましょう。
 料理のペースは速い。うかうかしていると、次から次へとお皿がやってくる。
「ふわふわオムレツ モンサンミッシェルスタイルでございます」

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 私と娘はこれにした。
「クラシック・エッグベネディクト・オリジナルでございます」

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 夫はこれにした。
 食べ比べたら、夫の頼んだ料理のほうが美味しかったので、次があったら食べてみたい。
 このあとは「野菜のココット焼き」が続く。

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 スーパーと違って、野菜の味が濃いような気がする。
 最後にフルーツで締めくくる。

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 食後はコーヒーにした。
「おかわりはいかがですか」
 カップが空になると、すぐ注ぎに来てくれる。味もいいし、ゆったりできる。走り回る子供や、ラジオ番組みたいによくしゃべるオバさんたちもいないから、レストランを貸し切りにしたような贅沢ができた。
「いいね、ここ」
 夫も満足気だ。

 食事のあとは、身支度をしてチェックアウトである。
 ひとつ、気になったのは料金を支払うタイミングだ。
 なんと、チェックイン時に前金で払うことになっている。まるでビジネスホテル並み、というところが興ざめだった。2回目以降は、チェックアウト時になるとうれしい。
 レストランを出たら、雪化粧をして、雲の衣装をまとった富士山が待っていた。
 
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 さて、今年はいいスタートが切れた気がする。

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2013年11月26日

ブリヂストン美術館〜カイユボット展

 よく晴れた週末、高2の娘とブリヂストン美術館に行ってきた。
 ここに来るのは2回目だが、美術品のグレードは高いし、周辺でランチも楽しめていい。

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 目当てはカイユボット展だ。

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 1848年に生まれたこの画家は、裕福な事業家の息子だったそうだ。パリの街並みを描いただけでなく、仲間の画家を経済的に支援していたという。

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 リーフレットの絵は、「ヨーロッパ橋」である。犬の首や尾の白い部分に、たっぷりの絵の具が塗られており、興味をそそられた。
 また、この絵は、少々離れたところから見ると、奥行きが感じられて気に入った。表紙にピッタリの傑作である。
 リーフレットをひっくり返すと、別の絵が出てくる。

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 これは「イエール川のペリソワール」だ。水面の光は素敵だが、どうも手足の小ささが気になって仕方ない。上方の縁は見事である。
 リーフレットを開くと、左側には4枚の絵が紹介されている。

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 左上から時計回りに、「自画像」「室内 読む女性」「ピアノを弾く若い男」「室内 窓辺の女性」となっている。部屋の調度品や装飾から、お金持ちの空気が漂ってくる。
 ピアノを弾いているのは、カイユボットの弟・マルシャルだそうだ。エラール社製の当時のピアノも展示されており、かなり忠実に描かれているとわかった。
「室内 窓辺の女性」は、パリで泊まったホテルを思い出し、とても懐かしくなった。外の格子と、窓から見える風景がリアルである。
 そして、リーフレットの右側を見る。

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 左上から時計回りに、「建物のペンキ塗り」「パリの通り、雨(エスキス)」「ジュヌヴィリエの平原 黄色の丘」「静物、鶏肉と吊るされたジビエ」「シルクハットをかぶったボート漕ぎ」となっている。
「グロい……」
 娘が顔をしかめてつぶやいた。ジビエとは、野生の鳥獣肉のことである。きれいに整頓されて並ばされていると、模様のように見えてくるから不思議だ。
 シルクハットをかぶった男性は、暑くて上着を脱いでいるのに、帽子は取らない。
「ハゲてるんじゃね?」
 これまた娘が、首をかしげて言った。
「ジュ、ジュ、ジュヌヴィ、リ、エ」
 どうにも発音しにくい平原だが、モネ風の色彩を帯びたこの絵には、「いいね!」をつけてあげたい。
 シルクハットの絵の下に、こんな写真が載っている。

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 タイトルは、「ギュスターブと犬のベルジェール、カルーゼル広場」である。画家本人と愛犬が、寄り添い歩いている微笑ましい光景で、信頼や愛情にあふれている。セピア色の仕上がりも、背景の景色がほどよく霞んでいるのもオシャレだ。
「ねえ、お母さん。これ、いいじゃん」
「でも、見たおぼえがないよ」
「うん。どこにあったんだろう」
 リーフレットにはあったが、展示では見ていない。さて、どこにあるのかと警備員に聞いてみた。
「ああ、これは第1室ですよ」
 彼はあっさり教えてくれたが、第1室は最初に見たはず。どうして気づかなかったのか。
 行ってみてわかった。この写真は、びっくりするくらい小さなサイズなのだ。見落としても不思議はない。
 しかし、やはりいい写真だ。第1室では、これをスルーすることのないよう、お気をつけて。
 ちなみに、こんなに小さな写真なのに、リーフレットの別の箇所にも登場している。

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 図録バッグのデザインにも使用されているし、人気が高いようでうれしい。
 カイユボットのあとは、コレクション展示を堪能する。
「アヌビス神礼拝図だって、これ、すごくない?」
 世界史を学んでいる娘は、エジプトやギリシアの古代美術に釘付けだ。紀元前24世紀だの、紀元前1300年だのと、相当古い芸術品が目の前にあるのだから当然だろう。
「古い彫刻は、だいたい、どこかが欠けているんだね」
 腕のないヴィーナスを見て、娘は気の毒そうにささやいた。
 私はこちらのコレクションである、ルノワールの「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」と、ゴッホの「モンマルトルの風車」に再会できてうれしい。しかし、アンリ・ルソーの「イヴリー河岸」は、見当たらなくて残念だった。

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           (ポストカードより)
 カイユボット展は12月29日までで、1月18日からは「ブリヂストン美術館コレクション展 画家の目、彫刻家の手」が始まる。美術館所蔵の絵画、彫刻160点を公開するというから、ルソーも登場するかもしれない。
 また行かなくちゃ!

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posted by 砂希納言 at 21:17| Comment(2) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月27日

カップヌードルミュージアム

 みなとみらい駅から歩いてすぐ。カップヌードルミュージアムに行ってきた。正式名称は、安藤百福発明記念館というらしい。
「いらっしゃいませ」
 開館は10時だが、混雑するため、準備ができたら9時50分くらいから入場できるという。顧客目線の配慮がうれしい。
 まずは、インスタントラーメンヒストリーキューブに入る。ここには歴代のインスタントラーメンが勢ぞろいしている。
 このあたりは、私が生まれた年に近い。

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 しかし、生後すぐにインスタントラーメンを食べることはないので、出前一丁以外は記憶に残っていないのが残念だ。
 百福の研究小屋。

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 日清食品創業者、安藤百福氏は、大阪府池田市の自宅裏にこの小屋を作り、来る日も来る日もインスタントラーメンの研究をしていたそうだ。「発明は、りっぱな道具がなくても、アイデアと情熱があればできる」というメッセージを発している。
 
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 クリエイティブシンキングボックス。

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 発明・発見のヒントになるのは、「まだないものを見つける」「なんでもヒントにする」「アイデアを育てる」「タテ・ヨコ・ナナメから見る」「常識にとらわれない」「あきらめない」なのだそうだ。
 このオブジェには、キーワードとなる英単語が隠されており、連れのモト子と一緒に探してみた。
「アタシ、HAPPYだけ見つからないわ……」
 彼女は、最近ついていないのである。

 お目当ての、マイカップヌードルファクトリー。

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 チキンラーメンを作る体験もあるが、私たちはお手軽なマイカップヌードルにした。
 まずは、300円払いマイカップを購入する。これにペンで絵を描き、自分だけのカップヌードルを作るのだ。
 しかし、いざ絵を描けと言われても、何にしようかと悩む。少々考えて富士山にした。色のチョイスをミスったが、まあいいだろう。

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 絵が描けたら麺を入れ、好みのスープ、トッピング4種を選んで、フタをしてもらう。最後に、150度の熱風でビニールコーティングをしてでき上がり。完成品すると、けっこう嬉しいものだ。
 お隣のチキンラーメンファクトリーも白熱していた。

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 4階へ上がると、海がきれいに見える。

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 ここのお目当ては、フードアトラクションの「ワールド麺ロード」である。8か国の麺が味わえるというので、オープンの11時まで写真を撮って待った。
 11時。屋台風のカウンターで麺を注文する。私はカザフスタンの「ラグマン」にした。羊の肉が珍しい。味は日本風にアレンジされているようで、大変食べやすかった。

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 モト子は、インドネシアの「ミーゴレン」。

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 ひと口もらったら、こちらもいい感じ。
 冷麺やトムヤンクンヌードルなど、辛そうな麺も多い。辛党にはたまらないかもしれない。
 食べ終わったら1階へ降り、退館してお土産を買う。
「わあ、これ、面白い!」
 私が気に入ったのは、カップヌードルまんじゅうである。
 中にはこしあんが入っており、しっとりと仕上がっている。

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 ストラップやクリアファイルなどもあったが、娘には消しゴムを買った。

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 可愛いと喜んでもらえたが、実は私が欲しかった……。
 もう1個買えばよかったかな。
 マイカップヌードルの賞味期限は1カ月である。新鮮なうちに食べたほうが美味しいに違いない。
 日曜日、お昼にこれをいただくことにした。

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 フタを開けると中が見える。

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 なんだか、食べてしまうのがもったいない気分だ。
 お湯を入れて3分待つ。フタのすき間から、ラーメンの匂いが漂ってきた。
 さあ、できた。フタを開けてみると、乾燥していたトッピングが、いい感じに膨らんでいる。

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 箸で軽くかきまぜ、麺をすする。
「う☆まーーい!!」
 自分の好みのトッピングにしたからではないだろう。自分が作ったから、こんなにも美味しく感じられるのだ。自己参加型のなせる技である。
 残すのがもったいなくて、珍しくスープまで全部飲んでしまった。
 カップヌードルミュージアムに行ったら、ぜひ作ってみてください!

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posted by 砂希納言 at 20:46| Comment(8) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月29日

名古屋 赤味噌ラガー

 先日、池袋でユニークなビールを見つけた。
 「名古屋 赤味噌ラガー」

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 試飲したら、微妙な味だった。
 味噌とビールの相性はイマイチだ。
 でもまあ、珍しいし面白いから欲しくなった。

 名古屋といえば、中2のときの転校生を思い出す。
 彼女はアサコといい、名古屋から引っ越してきた。
 当時、私はさいたま市に住んでいたので、名古屋のことをよく知らなかった。友達も同じで、「名古屋は大阪の近くだよね」などと、どうしようもない話をしたおぼえがある。
 悪気はなかったけれど、アサコには「名古屋」というあだ名がついてしまった。
 でも、彼女は嫌な顔もせず、ニコニコと笑って返事をしていた。今にして思えば、クラスに溶け込もうと必死だったのだろう。名古屋の言葉は使わず、標準語で話す努力をしていたし、声を掛けると弾んだ声で答えてくれた。
 夏休みには、2泊の林間学校があった。たしか、志賀高原に行ったはずだ。服装はジャージか体育着なのだが、寝るときはTシャツが許されていた。女の子たちは、競うようにオシャレなTシャツを用意する。
「ナオミちゃんの可愛いね」
「ミカちゃんのカッコいい!」
 私は、「キライなものにフタをする」と書かれた、ウケ狙いのTシャツにした。
「砂希のヘン〜!!」
 予想通り、みんな笑ってくれた。
 部屋は急ににぎやかになったが、アサコはジャージの上を着たまま、黙っている。
 理由はすぐにわかった。
 ジャージからのぞいたTシャツの襟ぐりが、悲しいくらいに伸びている。おそらく彼女は、パジャマ代わりのものだからと、古いTシャツを持ってきてしまったのだ。名古屋には、そういう習慣がなかったのかもしれないし、家庭の方針なのかもしれない。ファッションショーに加われず、アサコは静かに布団に入った。気の利いたことが言えなくて、私も友達も声をかけられずに寝てしまった。

 翌年には修学旅行があり、広島に行った。制服かジャージで行動したが、お約束のように、就寝時はTシャツである。また、同じクラスにアサコがいる。その頃は、もう「名古屋」というあだ名ではなく、みんなから「アサコ」と呼ばれるようになっていた。今度は彼女もジャージを脱ぎ、真新しい黄色のTシャツを身につけ笑っていた。
「それ、いい色だね」
「アタシも欲しい! どこで買ったの?」
 友達が、口々にアサコを褒める。一年前の分まで、彼女に言葉をかけているようだった。
「あ、そう? えへへ」
 アサコは、照れながらも満足そうだ。部屋の中は、女の子たちのはしゃぎ声でいっぱいになった。

 アサコが今、どこでどんな生活をしているかは知らないが、この名古屋赤味噌ラガーを見せてみたい。
 きっと、「何これ、ギャハハ!」と笑ってくれるはずだ。

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posted by 砂希納言 at 09:16| Comment(4) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする