2015年01月31日

第63回 東京藝術大学 卒業・修了作品展

 私は美術館や博物館が好きだ。
 ときどき、記事にアップしているせいか、マイミクさんから耳寄り情報をゲットした。
「東京藝術大学の卒業・修了作品展がすごいらしいですよ」
 どうやら、マイミクさんのマイミクさんが行かれたらしい。
 直接の面識はないが、口コミは大事だ。ちょうど時間もあったので、上野まで出かけることにした。
 上野公園から東京国立博物館を抜け、左折したところにかの大学はある。かなりの人出で、最終日の熱気が伝わってきた。

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 構内は広く、展示棟も複数にまたがっている。私が見たのは、東京芸術大学美術館、総合工房棟、絵画棟、陳列館、正木記念館のみだ。第一会場の東京都美術館や、彫刻棟にも行きたかったのだが、疲れてきたので割愛した。
 退廃的、猟奇的な作品は苦手なので、足早に通り過ぎる。写真もさほど好きではない。
 でも、プロ顔負けのハイレベルな作品も多く、着眼点の豊かさにため息が出た。この中から、世に出て活躍するアーティストが生まれるに違いない。持てるエネルギーを注ぎ込んだ、渾身の作品は見ごたえがあった。
 印象に残っているものがいくつかある。
 まず、巨大な布張りの木工用ボンド。天井に届くほどの大きさで、ロゴやら注意書きやらが、本物そっくりに再現されている。見ていて楽しいし、触れるとフワフワしていて手触りもいい。記念写真を撮っているグループも多かった。私も写真を撮らせてもらったが、他人様の作品を勝手にアップするのは気がひけるので、想像をめぐらせていただきたい。
 油絵にも素敵な一角があった。小さなポートレートが壁一列に並んでいる。デッサンが実に正確で、遠くから見ると、まるで写真のように見える。手慣れたタッチで、安定感抜群の表情を描いている。
 ポートレートの向かい側には、雪道を走る複数の乗用車が描かれた、大判の作品が鎮座する。もし、この絵のポストカードが売られていたら、私は迷わず買うだろう。売り物になるくらい、上手だと感じた。
 一番気に入った作品は、直径1mを超える丸い形をしたオブジェだ。白が基調となっており、レース編みの縁取りに乙女心がくすぐられる。教会の薔薇窓を、華奢な手芸材料で表現したような繊細さに惹かれた。
 だが、気に入ったのは私だけではなかった。次から次へと人が集まり、全景がよく見えない。混雑してくると、面倒くさがりの私は次に進みたくなる。結局、ろくに写真も撮れないまま終わってしまった。
 展示は今日が最終日である。短気を起こしたことに、少々後悔した。
 陳列館の入口の、照明もレトロで美しかった。

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 1月は、実に忙しくて、あっという間に終わってしまった。
 ボロボロに疲れ、ひび割れた体が、きれいなものに触れて修復された気がする。
 さて、次はどこに行こう。

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2014年12月30日

クロワッサン こんな食べ方

 冷蔵庫を開けると、カルボナーラを作ったときの生クリームが残っていた。

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 賞味期限を過ぎているが、1日くらいどうってことはない。
 家庭科の先生が、「生クリームは、腐るというより乾いてダメになるんです」と言っていたことを思い出し、がぜん強気になった。
 キッチンにはクロワッサンがある。

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 昨日、生協から届いたばかりだから、食べたくなってきた。
 私が好きな、クロワッサンの食べ方をご紹介しよう。
 まず、タマゴサンド。
 パンの下にはハムを敷き、2つに割ったクロワッサンからあふれるくらい、たっぷりと載せるのがコツだ。
 マヨネーズはカロリーが高いので控えめに。塩も少な目にしたほうが、卵本来の味がわかっておススメである。
 次に、生クリームサンド。
 ボウルに、さきほどの生クリームの残りを入れて、泡立て器でシャカシャカとかき混ぜる。この生クリームは100mlの少量サイズだが、たしか30mlしか使わなかったので、70ml残っているはずだ。
 角が立つくらい泡立ったら、いったん冷蔵庫へ移す。できれば、前日に泡立てて、一晩冷やしたほうが扱いやすい。
 冷やした生クリームを、2つに割ったクロワッサンにつける。わざわざ、口金をつけて絞り出すのは面倒だ。バターナイフでクリームを伸ばし、盛り付けるように広げていく。
 これだけでも十分だが、冷蔵庫にはスプレーチョコもあった。生クリームにトッピングすると、さらに美味しくなる。

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「いただきまぁす☆」

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 まずはタマゴサンドから。
 時間短縮のため、私はポテトマッシャーでゆで卵をつぶす。白身の弾力性は感じられないが、その分、フワフワした食感が楽しめる。クロワッサンにしては軽い生地となじんで、あっという間に平らげた。
「さて、お次は……」
 スイーツ大好きの私にとって、生クリームサンドは格別の存在である。朝から、白くて冷たくて、ふわっととろける甘〜いクリームをいただける幸せは、まさに極楽。
 もし、朝に弱くて寝坊するのが悩みという、スイーツ好きの方がいたら、朝食を生クリームサンドにしてはいかがだろうか。目覚めれば生クリームが待っている、というご褒美があれば、早起きだって何のその。パッと目が覚め、布団から抜け出すことも可能だろう。そのくらいの魔力を、生クリームは持っている。
「満足満足……」
 朝食後の満ち足りた気分は、旅行先でもてなしを受けたときに似ていた。
 クロワッサンがないときは、バターロールや食パンでも代用できるので、一度お試しあれ。
 ただし、生クリームに魔力を感じていない方は、気持ち悪くなる場合があるので、ご遠慮ください。

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2014年11月24日

ラテアート入門

 誕生日にクリーマーをもらい、家でもカフェラテが飲めるようになった。
 美味しくいれられるようになると、少々欲が出てくる。

 よし、今度はラテアートに挑戦してみよう!

 季節は秋。
 紅葉も見納めという時期だ。
 再生紙を切り抜き、カエデの型を作る。

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 あとは、ココアパウダーを茶こしでパタパタするだけ。
 こんな感じに仕上がった。

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 スーパーに行くと、チョコレートのデコペンなるものがある。

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 湯煎で軟らかくすると、ラテに字が書ける。
 その頃、私は仕事で凡ミスを連発しており、ちょっと気合いが足りないと自覚していた。

 よし!

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 これを飲んで気合いを入れると、翌日からはミスも減った。
 でも、ゼロになっていないから、あとは集中力かも……。
 お菓子用品のコーナーには、3mm四方のフルーツゼリーなるものも売られていた。

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 赤、黄、緑の3色が入っている。
 これを使えば、クリスマスツリーができそうだ。
 ツリーの型を作り、ココアをパタパタしたら、ゼリーを並べてみる。

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 うん、まあまあでしょ。

 こんな感じで、ラテアートを楽しんでいる。
 今度は調子に乗って、3Dラテアートに挑戦したい。

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2014年10月30日

山手西洋館〜にぎやかなハロウィン

 横浜在住のブロ友YUMIさんから、「山手西洋館のハロウィンはすごい」と聞いた。私は西洋館が好きで、ときどき足を運ぶが、この時期には一度も行ったことがない。遅れをとってはならじと、早速見物に出かけた。
 私が通ったルートは、元町・中華街駅からスタートし、横浜市イギリス館から順に8つの西洋館を回り、最後のブラフ18番館を見たあとは、石川町から電車に乗って帰るコースである。

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 2時間ほど歩いただろうか。この日は天気もよく、お散歩日和だった。
 まずは、横浜市イギリス館。いきなり、魔女が柱に張りついている。

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 入口のリースが可愛らしくて気に入った。

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 エントランスには花と魔女、箒のトリオが並んでいる。色といい場所といい、申し分のない配置と感心した。ここの飾りが、一番ハイレベルなのではないだろうか。

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 階段には、コウモリの群れが飛んでいる。

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 目がついているし、体も膨らんでいる。手をかけて作ったものと感じた。
 階段の出窓には、ジャックにゴースト。三角形の配置は、見る者に安定感を与えると聞いたことがある。セオリー通りのバランスに、ついシャッターを切りたくなる。

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 ここでカメラのバッテリー残量が「9%」となっていることに気がついた。なんたる失態。ちゃんと充電してくればよかった。あとは、建物にこだわらず、気に入った飾りだけを撮るしかない。
 カフェの看板になりそうな魔女の影。コーヒーショップかと思うシンプルさがいい。

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 生け花風のアレンジが日本的で素敵だ。

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 仮面の飾り方がオシャレでよかった。

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 ちょっとグロいけどユニーク!

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 一見すると、何の変哲もない肖像画に見えるが……。

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 角度を変えると、コワ〜イ顔になったりする。

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 そうかと思えば、天使が舞い降りてきて、心が洗われる場所もあった。

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 これもキレイだ。
 ああ、癒される……!

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 蜘蛛の巣は、ハロウィンの必須アイテムなのだろうか。

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 テーブルクロスにも使われていたりして。

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 ふと、窓から見た景色は、旧古河庭園ぽくて美しかった。

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 外交官の家にはカフェがあった。メニューを見ると、なかなか美味しそうなので、ここで昼食休憩にした。
 イタリアビール。
 ん? でもなぜ、イタリアなの?

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 ビーフシチュープレート。

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 メチャメチャ美味しかったで〜す♪
 レジの脇にも、ちっちゃなハロウィンが、さりげなく飾られていた。

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 最後のブラフ18番館は、バルーンアートが見どころだ。

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 丸いものは愛らしい。

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 しかも、このカボチャは、細長い風船を折りたたんで作ったものと思われる。
 アイデア賞であろう。

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 しかし、廊下のオブジェには閉口した。ここまで不気味だと、やりすぎという気がする。

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 子どもが泣いちゃったりして。
 素敵な出会いもあった。
 山手234番館を訪れたら、ちょうど「MUK写真展+1」なるイベントをしていた。

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 3人のジェントルマンによる共同写真展だそうで、西洋館、カンボジア、インド、アフリカなどフォトが飾られていた。どの写真も力作で、カメラ初心者の私には刺激的である。とりわけ、ソマリアを中心としたアフリカの写真は、よく練られた構図がよかった。
 展示期間はわずか6日間。たまたま、この間に来ることができてラッキーだった。
 商店街の飾り付けとはひと味違う、にぎやかなハロウィンに満足する。
 実のところ、心残りもある。
 横浜市イギリス館の近くに「岩崎ミュージアム」という施設があるのだが、時間があればここに立ち寄りたかった。何しろ、ここではアンティーク風ドレスを着て、記念撮影ができるそうだ。
 また、クリスマスの時期に来ようかな……。
 今度は、西洋館プラス、岩崎ミュージアムで!

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2014年09月15日

手作りチキンナゲット

 ブラウンのハンディブレンダ―、チョッパー、ミキサーのセットを買った。

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 レシピブックがついており、料理のレパートリーが広がる。
 早速作りたいと思ったのは、ジューシーチキンナゲットであった。

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 材料を見ると、「ガーリックパウダー」と書いてあった。
 これは何ものだろう。聞いたこともない。
 近所のスーパーに行き、調味料売り場をのぞいてみたが、「ガーリックスライス」や「ガーリックペッパー」などというものしかない。仕方なく、デパートの調味料コーナーまで足を運び、店員さんに聞いてみたら見つかった。

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 やった〜!

 これさえ見つかれば、あとは簡単だ。
 ぶつ切りにした鶏胸肉と小麦粉、卵、塩、こしょうを入れてチョッパーにかける。おっと、苦労して入手したガーリックパウダーも忘れてはならない。
 スイッチを入れてかくはんすると、あっという間にタネができる。

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 フタを開けてビックリ、食欲をそそるガーリックの香りが漂ってきて、生肉なのに食べたくなってきた。
「いい匂い♪」
 あとは、手にオリーブ油をつけて、タネを小判形に成型し揚げるだけだ。
「簡単、簡単」
 だが、見た目を美しくするのは簡単でなかった。軟らかめを好む娘のため、卵を多く入れたせいか、グニャグニャしていて形が整わない。その上、揚げたときに真ん中が「プク〜」と膨らみ、コロッケのようになってしまった。中央は、あらかじめ凹ませなければならなかったようだ。とても、人様には差し上げられそうにない出来である。
「完成〜!」

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 売り物にはならなくても、できあがるとうれしい。ホカホカしているうちに、ケチャップをつけていただく。
 塩味が足りない気がしたが、ここでもガーリックパウダーが存在感を発揮して、市販のものより香ばしい仕上がりとなった。
「メチャメチャ美味しい」
 娘も夫も大喜びだ。次から次へと、ナゲットが売れていった。
 好評だったので、頃合いを見てまた作るつもりだ。
 タネを見て、気づいたことがある。もしや、鶏ひき肉でも、美味しくできるのではないか?
 食べ比べるのもまた一興。

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2014年08月29日

パンケーキブーム到来

 久々に、地元のイタリアンレストランに行ってみたら、パンケーキがメニューを占拠していた。

 ケーキはどこへ行ったんだ!?

 このところ、パンケーキがブームとなっているらしい。
 去年、同僚に連れられ、横浜の有名店で食べたパンケーキが脳裏に浮かんできた。

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 あれはヘビィだった。でも、決して嫌いではないので、一番軽そうな「メイプル&ホイップパンケーキ」を注文してみる。

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 たっぷりメイプルシロップをかけ、生クリームを添えて食べると美味しい。強いていえば、パンケーキの熱で生クリームが溶けてしまうので、クリームを増量してほしかった。
 味をしめ、今度はパンケーキ目当てで仕事を早引けし、イタリアンに向かう。
「チョコマカダミアナッツパンケーキとカフェラテ」
 運ばれてきたものは、写真と若干違っていた。
 パンケーキの熱でアイスが溶け、中心からズレてしまったらしい。

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 トッピングの分だけカロリーも高くなっているが、チョコレートは好きだ。こちらも美味しくいただいた。
 ところ変わって、銀座コージーコーナーに行くと、「ソフトクリーム付きホットケーキ バナナ添えチョコレートソースかけ」という長〜い名前のデザートがあった。
 パンケーキとホットケーキは、似て非なるものらしい。
 甘味を抑え、薄くて、主に朝食に用いられるのがパンケーキ、厚焼きで甘い生地がホットケーキなどと言われている。こちらの方も頼んでみた。

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 これが一番美味しかった。
 パンケーキもいいけれど、ふわふわのホットケーキをナイフで切り、冷たくて口当たりのよいソフトクリームに、チョコレートとバナナもプラスして、にぎやかに味わうと格別なおやつとなる。
 これは、クセになりそうだ。

 やっぱり、ホットケーキかな。

 ほぼ10年ぶりくらいに、ホットケーキミックスを買ってきた。

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 たまには、自分で焼いてみようと思ったのだ。
 フルーツを添えて、できあがり。

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 焼き色が均等でないし、ソフトクリームも載っていないけれど、私の腕ではこれが精いっぱいだ。
 パンケーキブームがなかったら、ホットケーキは忘れたままになっていたかもしれない。
 メイプルシロップをかけていただくと、懐かしい昭和の味がした。

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2014年07月29日

あしたのジョー、の時代展

 私は練馬区に住んでいる。
 地元の練馬区立美術館で「あしたのジョー、の時代展」が開催中と知り、ソッコー出かけた。
 西武池袋線「中村橋」駅で下車。歩いてすぐの好スポットにある。
 
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 おお、やはり、間違いではなかったようだ。
 階段を昇って受付に向かう。ここにもジョー。

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 これは、かなり気合いを入れた展示らしい。随所に意気込みを感じる。
 美術館入口に到着した。

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 入場料は一般500円ナリ。
 美術館ニュースと

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 リーフレットをもらった。

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 このリーフレット、無防備に裏返したら心臓に悪かった。

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 ギャッ! どアップですか〜?
 
 美術館ニュースには、展示会のラインナップが載っており、ジョーのページもあった。

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 さて、作品を見よう。
「あしたのジョー」は、漫画家・ちばてつやと原作者・梶原一騎のコラボで描かれた作品である。梶原一騎は1964年から練馬区・大泉学園に転居しており、同じ区民だったらしい。とたんに親近感がわく。50歳の若さで亡くなったことが惜しまれる。
 連載が始まったのが1967年暮れ。展示は1968年のものからだが、原画も雑誌も保存状態が素晴らしくよい。黄ばんだり破れたりしているものはなく、ほんの何日か前に描いた作品のようで感動的だった。
 冒頭は、1話の原画10点がお出迎え。ジョーと丹下の出会いが読めて、漫画好きの者にはたまらない。あらためて、ちばてつやの緻密で勢いのある画力に惹きつけられた。
 印象的だったのが、「紀子とのデート」のエピソードである。ジョーは「燃えかすなんかのこりゃしない……真っ白な灰だけだ」と言うのだが、これは作者である、ちばてつやの気持ちを投影したセリフだったという。このとき、作者はまだ32歳だというのに、連日の漫画制作で過酷な作業が続いたため、十二指腸潰瘍を患うなどして体がボロボロだったらしい。35歳まで生きられれば、と考えたというから恐ろしい。
 もっと恐ろしいのは、紀子の反応である。「わたし、ついていけそうにない」とジョーを振るのだから、神も仏もありはせぬ……。
 力石徹、カーロス・リベラ、ホセ・メンドーサなどと戦う原画は迫力があって、ついつい見入ってしまった。白木葉子もひんぱんに登場し、存在感をアピールしていたが、告白しても応えてもらえないところが気の毒だ。
「泪橋の丹下拳闘クラブ」というジオラマもあった。草の生え方は適当だが、中はシルバニアファミリー並みに面白い。壁にかかったエキスパンダー、跳び縄がリアルだし、テーブルの上のダンベルや、梁にかかったサンドバッグがジョーの世界を忠実に再現している。
 その奥には、講談社コミックス全20巻が並んでいた。
ある日、小学生だった姉が、この漫画を全巻友人から借りてきたことがある。一番熱心に読んでいたのは父だった。子どもは早々に寝て、続きは明日となったのだが、父だけは途中でやめることができず、徹夜で全巻読破したというから笑えた。 
 第1会場の次は第2会場に進む。ここで驚いたのは、キャラクターグッズの量である。紙芝居、絵本、子ども用サンダル、ノート、ぬりえ、弁当箱、色鉛筆などなど、「よくこんなに集められたな」とビックリした。
 この会場の一番の目玉は、力石徹の遺影であろう。
 1970年3月24日火曜日、午後3時から5時まで、文京区の講談社で力石徹の告別式を執り行ったというから、単なる漫画の域を出て、もはや社会現象となっていたようだ。しかも、小学生、中学生、大学生、サラリーマンなど800人が押し掛け、開始2時間前にはすでに超満員となっていたため、以後の入場はできなかったとか。参加した人は、いい中高年になっているだろうが、懐かしいに違いない。
 減量でミイラ並みにやせこけた姿ではなく、遺影の力石はいい男だった。青いシャツを着て、口を開けて笑っていた。しかし、まつ毛まで生えているのは、いき過ぎだったかもしれない。
 不満に思ったのは、「あしたのジョー」と同時期に発表された作品が、無秩序に並んでいるところである。「模造男根」だの、「狂気見本市」だの、げんなりする展示品は、この企画にそぐわない。ジョー関連の作品だけにしてくれれば、子連れの客でも安心して見られるのだが。
 でも、それを差し引いても一見の価値はある。仕事を早めに切り上げ、来られてよかった。

 ジョーを堪能したあとは、お茶の時間だ。美術館を出たら線路を背に歩き、細い路地を右に曲がる。線路と平行に進むと、つきあたりに「どんぐりの木」というお店がある。ここは私のお気に入りだ。
 今日は、イチゴのロールケーキとシュークリームを頼んだ。イチゴは酸味が強すぎたので、抹茶のほうがよかったかもしれない。

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 おいしい、おいしい。

 お腹も満足して家に帰る。
 そうそう、入場券が面白かったのよとクリアファイルから取り出した。

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 実は、ジョーの周りにミシン目が入っているのだ。
 ていねいに切り離すと、ジョーが立つようになっている。

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「立て、立つんだ、ジョー!」ってオチだろうか?
 やっぱり、気合い入ってマス。
 練馬区民からも、一度は見に行ってくださいとお願いしたい。

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2014年06月29日

台北 國立故宮博物院展

 上野・東京国立博物館にて開催中の、「台北 國立故宮博物院」展に行ってきた。
 (東京会場のイチオシ、「翠玉白菜」はこちらから)
 実質70分の待ち時間を経て「翠玉白菜」を見たあと、その他の展示物を目指して平成館に向かった。

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「青磁って、なめらかでキレイなんだね」
 高3の娘は、円盤や花碗に興味を持ったようだ。私は素朴な景色を描いた「渓山秋色図軸(けいざんしゅうしょくずじく)」をチェックした。
 書道にはさほど興味がないので、王義之は流して見る。全部見るのに1時間は必要なため、体力と相談しながら回るのがいい。
 心を惹かれたもののひとつが、赤壁図巻(せきへきずかん)である。8月からの展示となっているが、売店に並んでいるポストカードを見て、広大な空間をおぼろげに描いたところが気に入り購入した。

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「うわ、何これ?」
「刺繍だって」
 次のコーナーは「中国工芸の精華」というテーマに相応しく、手の込んだ刺繍の作品が並んでいた。
 画像はないが、「刺繍咸池浴日図軸(ししゅうかんちよくじつずじく)」が圧巻だ。
 娘のお目当ては、「永楽大典(えいらくたいてん)」である。これは当時の百科事典らしいが、世界史の資料集にも載っているそうで、たいそう感動していた。
 永楽大典の隣に、「妙法蓮華教(みょうほうれんげきょう)」が並んでいた。色鮮やかで、極楽浄土に行かれそうなところに魅かれた。
 半分ほど進んだところで、足が疲れてくる。翠玉白菜のツケが回ってきたのだ。この展示は、半日から1日がかりで見るものと覚悟したほうがいい。
 そんな経緯もあり、後半は駆け足になってしまったが、ポストカードを買いたくなる作品はじっくり堪能した。
「粉彩透彫雲龍文冠架(ふんさいすかしぼりうんりゅうもんかんか)」(画像左)
「人と熊」(画像右)

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「人と熊」は小さな作品なのだが、熊のお尻や尻尾までが丁寧に彫られており、愛らしくてよかった。
 会場を出ておみやげを求める。
 まずは、翠玉白菜と肉形石のストラップ。

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 サブレーとクランチチョコ。チョコはサクサクしていて美味しかったが、サブレーは自信なさげで、ちょっと物足りない味だった。

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 極めつけは、「肉形石形肉」なる角煮だ。

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 箱の横には、「肉の形をした『肉形石』 その『肉形石』の形をした肉 つまりそれは、ただの『肉』である」と意味のないことが書かれており、思わずクスッとなる。
 袋ごとボイルして、皿に開けると、こんな感じだ。
 ストラップと同じ肉が登場した。

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「うま〜い!」
 肉はやわらかく、しっかり味がついていて美味しかった。
 目の保養はもちろんのこと、お腹まで満たされる。
 台湾に行く機会があったら、本場の博物院にも足を運びたい。

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2014年05月05日

手作りうどんはいかが?

 小麦粉と塩水があれば、うどんが作れるという。
 ゴールデンウィークはどこにも行かないので、どんなものかと試してみた。

(材料 4人前)
・小麦粉  400g
・塩     10g
・水    180cc
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(作り方)
@水に食塩を加え、食塩水を作る。
Aボウルに小麦粉を入れ、@を3回くらいに分けて少しずつ加え、混ぜる。

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 これは私の手。粉っぽかったので、さらに水大さじ1を追加した。

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 これは18歳の娘の手。色つやが全く違うことに驚き笑う。

B生地が耳たぶくらいの硬さになったら、ポリ袋に入れて1時間ほど休ませる。

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C休ませた生地を、ポリ袋に入れたまま床に置き、足で踏む。
 休ませることで、生地が耳たぶよりも軟らかくなり、足の裏が心地よい。少々時間が長くなる。

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 端のほうを踏んだら、「プチッ」というイヤな音が聞こえた。案の定、袋が破れていた。
 ポリ袋は2重にしたほうが安全だ。

D10分ほど踏んだら、打ち粉をした台に生地を移す。
 このとき、大鍋に水を入れ、火にかけておくと、麺を茹でるときに便利。

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Eめん棒で生地を伸ばす。伸びたらふたつに折り、また伸ばしてふたつに折る、を4回ほど繰り返す。

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F厚さ3mmの正方形になるよう形を整え、打ち粉をしてから三つ折りにする。

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G幅3〜5mmに生地を切り、麺を作る。

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H大鍋の湯が沸騰したら、麺をほぐしながら入れ、10〜15分茹でる。

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I麺が茹で上がったらざるに上げ、流水でぬめりを取る。
J天ぷら、かまぼこ等を載せてできあがり。

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 さて、お味のほうは?
 まず、麺のコシに驚いた。輪ゴムかと思うくらい弾力性があり、跳ね返されるような歯ごたえを感じた。おそらく、10分踏めばいいところを、調子に乗って15分踏んだせいであろう。
 それから、麺が予想以上に太くなり、茹で時間がかかったところが課題である。次回は、もっと薄く伸ばし、なるべく細く切らねば。
 ついでに言うなら、トッピングのエビ天は、スーパーで購入せずに自宅で揚げたほうがいい。わかっちゃいるけれど時間がなくて……。うどんとつゆを作るだけで精一杯なので、ちょっと無理か?
 今はまだ、買った方が美味しいレベルだ。
 でも、退職後は「うどん 砂希亭」を開業することを視野に入れて、これからも修行に励みま〜す!

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2014年04月06日

ハイテク! 日本科学未来館

 同僚とお台場に行った。
 フジテレビ、ガンダムフロント東京、パレットタウンなど、遊ぶところならいくらでもある。美味しいものが食べられる店も、たくさんある。しかし、学ぶ施設に足を延ばしたことはなかった。
「行ってみるか〜」
 向かったのは、日本科学未来館だ。
 常設展示の入場料は、一般が620円、18歳以下が210円。8名以上だと団体料金になり、さらに安くしてくれる。我が国が誇るテクノロジーの数々を体験できるのだから、料金は決して高くない。
 ここの売りはプラネタリウム。しかし、すでに満席であった。
「混雑時は、午前中のうちに、最終回の4時半まで埋まっちゃいますね」
 係の男性も、申し訳なさそうに答えた。次回は、10時開館と同時になだれ込み、何としても予約を取りたい。
 春休みとあって、館内には家族連れが多い。それ以上に目立つのが、外国人の姿である。東京観光の一つになっているのかしらと、ない知恵をしぼって考えた。
 常設展示は、まず5階から。
 ここは、宇宙、地球、太陽系、医療、生命などがテーマになっている。水深6500mまで潜る有人潜水調査船「しんかい6500」の模型があり、中に入って潜航体験もできる。しかし、何人もの人が並んで待っているので、くじけてしまった。今では、我慢して並べばよかったと後悔している。
国際宇宙ステーションは、重力も酸素もない「宇宙」での暮らしが理解できるスポットだ。排泄物は袋に入れて処理するとか、宇宙飛行士の一日の生活などが印象的だった。
「宇宙旅行したいと思う?」
 同僚が聞いてきた。宇宙には、未知なるものへの憧れがある。
「したいです」
 きっぱり答えると、彼女は不思議そうな顔で続けた。
「そう? 国内や、海外にも行ったことのない場所があるでしょ。私はそこで十分かなぁ」
「あはは、たしかに、そっちが先かも」
 私にも、小笠原諸島や北陸地方など、行ったことのない場所がいくつもある。新しいものばかりに目を向けていないで、伝統的な観光地を忘れてはいけないと思う。
 階段を使って、3階の展示室へ移動する。
 
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 何やら、尋常ではない、大きな地球儀のようなものがぶら下がっていた。これは、ジオ・コスモスといって、1000万画素を超える高解像度で、宇宙空間に輝く地球の姿をリアルに映し出す、日本科学未来館のシンボル展示らしい。
「スゴッ……」
 やたらキレイなだけでなく、数百を超える科学データのやり取りもできるとか。
 3階に着くと、すでに人だかりのできた一角があった。
「アシモ!」

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 このフロアでは、くらし、ものづくり、デジタル表現などのテーマもあるが、なんといっても人気なのはロボットであろう。
 11時と2時の1日2回、アシモの実演をしてくれるのだが、たまたま2時の回の終わり間際に間に合った。男性のものとも女性のものとも思われず、大人と子供の狭間にいるような、甲高く人工的なアシモの声が聞こえてきた。会場の客たちに、何か話しかけているらしい。
 膝をソフトに折り曲げ、器用にバランスを取って歩く姿が愛らしい。ときおり、両手を大きく広げ、人間らしい動きも見られる。子供たちは大喜びだ。あとから動画を検索してみたら、来客の一人に向かって、正確にボールを蹴るパフォーマンスもあった。

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 実演終了後は、何事もなかったかのように、じっと座っておとなしくしていた。

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「すごいの見ちゃったわねぇ」
「ホント、ホント」
 交感神経が一気に活性化したような高揚感である。普段の生活にはない、高度なテクノロジーを駆使した展示に、ひたすら感心した。
 1階に行くと、ミュージアムショップがある。
「発砲スチロールのリサイクル実験キット」や「DNA抽出キット」など、子供の自由研究に役立ちそうなものがたくさん並んでいた。小学生のいるご家庭であれば、このエリアは大いに役立つものと思われる。
 私が探していたものは、レジの前で山積みになっていた。
「ミドリムシクッキー」

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 5枚入りで463円也。ミドリムシは藻の仲間らしいが、植物固有のミネラルやビタミンだけでなく、魚に含まれるDHAやEPAなども併せ持つため、栄養豊富で美容効果も高く、93.1%もの消化吸収率を誇っているそうだ。話のタネに買ってみた。
 外箱には、「バター、マーガリン、ショートニング不使用。1枚:約37kcal」と書いてあった。どうやら、ヘルシーさを強調した商品のようだ。

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 やわらかく歯ざわりも悪くないが、味に深みがない。かすかに甘みを感じるショートブレッドといった感じだろうか。1枚食べたら、輪ゴムで袋の口を閉じた。ヘルシーさと美味しさが両立できれば、もっと売れる気がした。
 だが、翌日の化粧のりがやたらとよかったのはなぜだろう……。
 気をよくして、また1枚食べた。このクッキーは、1枚に2億匹ものミドリムシがいるそうだ。効果を感じたら、クッキーよりも、サプリを購入したほうがいいかもしれない。
 日本科学未来館は、科学の学習だけでなく、美容と健康にも役立つ施設なのだ。
 また行きたい。

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 「これはしたり〜笹木砂希〜」(エッセイ)
 「うつろひ 〜笹木砂希〜」(日記)
posted by 砂希納言 at 20:32| Comment(2) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする